生産ラインシステム

当社は、独自に開発したロータリーサスペンションクレーンとの連携により、最新のめっきラインシステムを構築しました。全国で高い評価を得ている大森グループの溶融亜鉛めっき製品の蓄積されたノウハウと共に、一層充実したロット管理、高度品質管理を進め、お客様のニーズに合わせた高品質の製品を提供してまいります。

入荷:鋼材搬入

めっきへの入り口

受入検査:鋼材の大きさ、形状を確認、分類

受入検査後、正面のめっき前処理槽へ運ばれます。

脱脂

油脂類が付着していると酸洗作業をさまたげ、不めっきの原因となるのでアルカリ液の加熱槽に浸漬し脱脂を行います。
濃度 40~80g/ℓ  温度 35~65℃

水洗:水洗槽に浸漬

アルカリ脱脂完了後水洗

酸洗:塩酸槽

塩酸液中に浸漬して素材表面の錆を溶 解除去します。酸化スケールが残ってい ると良いめっきができません。 また、酸洗中に素材がおかされないように、塩酸液には抑制剤を添加します。
濃度 7~23% 温度 常温

水洗:水洗槽

酸洗完了後水洗

フラックス処理

塩化亜鉛アンモニウムの溶液に浸漬し、フラックス処理を行います。これによって酸洗後に生成した素材表面の酸化物や酸洗で除去できなかった微量の酸化物を除去するとともに、めっき時の鉄と亜鉛との反応を促進させます。
濃度 23~33%  温度 40~75℃

亜鉛めっき

フラックス処理の終わっためっき素材を、亜鉛めっき槽に浸漬してめっきを行います。亜鉛の付着量は亜鉛の温度と浸漬時間により管理いたします。
亜鉛浴純度 97.5%以上  温度 440~460℃

冷却:水冷槽

合金反応を止め、安定しためっき面をつくります。

白錆防錆処理:白錆発生防止剤に浸漬

白錆の発生を抑制します。

仕上:めっきした鋼材のタレ、ザラツキ等を除去

検査:JIS規格に基づき、品質の試験検査をします

 

出荷:製品を現場等へ搬出